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運転資本

最終更新日: 2026/08/06

運転資本とは、流動資産から流動負債を差し引いたものです。流動資産には現金、在庫、顧客からまだ回収していない売掛金が含まれます。流動負債には、1年以内に支払期日を迎える仕入先への請求と税金が含まれます。その差額が、日々の業務を賄うために残る資金を示します。

例を挙げます。流動資産が90,000ユーロ、流動負債が55,000ユーロの場合、運転資本は35,000ユーロです。

運転資本は、今後12か月に支払期日を迎える請求を支払えるかどうかを測る指標です。運転資本がプラスであれば、流動資産で短期の負債をまかなえることを意味します。運転資本がマイナスであれば、新しい資金がすぐに入ってくることに依存していることを意味します。

ある店舗の具体例です。現金20,000ユーロ、在庫55,000ユーロ、未回収の顧客請求15,000ユーロで、流動資産は90,000ユーロです。仕入先への請求40,000ユーロと未払いのVAT15,000ユーロで、流動負債は55,000ユーロです。運転資本は35,000ユーロになります。ここでこの店舗が、手元の現金20,000ユーロを追加在庫に使ったとします。在庫は75,000ユーロに増え、現金はゼロになります。運転資本は依然として35,000ユーロですが、この店舗は来週、1件の請求書すら支払えません。

これがほとんどの創業者が見落としているポイントです。運転資本は現金ではありません。誰も買いたがらない在庫であっても、流動資産としてカウントされます。顧客が90日後にしか支払わない請求であっても、カウントされます。

2つ目の誤解は成長に関するものです。成長している企業は通常、運転資本が少なくて済むのではなく、より多く必要になります。売上が増えれば、仕入れる在庫も増え、支払いを待つ請求も増えます。収益が2倍になる事業は、追加の利益が入ってくる前に、在庫と売掛金に縛られる追加の50,000ユーロを自分で賄わなければならないかもしれません。これが、黒字の企業でも資金が尽きる理由です。

運転資本を変える手段は3つあります。在庫をより早く売る、顧客からより早く回収する、仕入先とより長い支払い条件を交渉する、です。それぞれ、外部から1ユーロも調達することなく現金を解放してくれます。

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